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2025/10/03

一度だけで十分さ

はああい折角お休みだったのにゼアル最終回うっかり見忘れた私でえええええええええええええええええっす
本気で泣いた ガチ泣きだった 二時間くらい立ち直れなかった 正直今も引きずってる

しかしモンハンをシャークさんで新たにスタートしたら楽しくてねえ…うん武器のイメージが全然沸かなかったからとりあえず大剣なんだけど難しいね!楽しいね!やばいね!これは元のデータ使って大剣始めても味わえなかったわ…アシラに殺されそうになるとかいつぶり ファンゴとやりあうのも久々すぎて全然パターン覚えてませんわ



「…その問いも今更だ。年齢差も、立場の違いも、全て含めた上で俺はとうに覚悟を決めた。遊馬、お前自身から拒絶される可能性も勿論していた」
沈みかけた夕日の差し込む狭い観覧車の中に静かに呟く声が落ちる。
「俺の方こそお前に聞きたい。…本当に、俺で良かったのか?」
その言葉にばっと遊馬が顔を上げた。
「当たり前だろ!オレはカイトのことが好きだ、好きだからこんなに―――今だってドキドキしてる!…でも、オレ、ガキだから。きっとカイトほどは分かってない…それくらい分かってる」
分かってない、のが何なのか。それすらもよく分からない。時々カイトは遠すぎて。でもこの気持ちは、この胸のドキドキはデュエルとは違う。デュエルよりもっと別の場所から湧き上がるドキドキだ。それだけは胸を張って言うことができた。
「…くく、分からないのに断言できるのか」
「わ、笑うなよ!オレは真剣だぞ!」
「ああ、知ってる。俺だって真剣なんだ」
観覧車が頂上に到達した。
「今日は、WDC優勝祝いで付き合ってくれたんだったな。だが俺の本当の願いは別にある」
「え…?」
ごそ、とカイトがポケットの中を探る。すぐに取り出されたのは小さな小箱だった。細いリボンのかかったそれをころんと手渡され、ぽかんとしたまま遊馬は箱とカイトを交互に見た。
「開けてみてくれ」
「う、うん…」
恐る恐る箱を開くと、深い色のビロードが顔を覗かせる。どきんと高鳴った心臓に突き動かされるままそれを開けた。
「知っているか、遊馬。この観覧車のジンクスを」
現れたのは。
「頂上でプロポーズしたカップルには永遠の幸せが約束される」
細い、銀の、シンプルなリングが。
「お前のこれから、将来全ての時をくれないか。それが俺の、WDC優勝の願いごとだ」
するりと遊馬の左手を取り、薬指に優雅な手つきで指輪を滑らせるカイト。そのまま指輪を嵌めた指の根元に口付けを落とし、どこか懇願するような眼差しで遊馬を見上げた。…卑怯だろう、そんな、余裕のない顔をして。
「…このロマンチスト…っ」
そんな顔で、こんな場所で、断れるわけないだろう。断る気も無いけれど。
「遊馬。答えを」
「い、言わせるのかよ!」
「当然だ。そら、もう頂上から降りてしまうぞ」
「~~~!!」
心底夕方で良かったと思った。顔の赤さを少しは誤魔化せただろうから。
「………オレの時間なんかでいいなら、好きなだけやるよ!」
「―――ありがとう、遊馬…」
今度こそまともに顔が見れないが、カイトが笑ったような気がした。


こういう雰囲気短文書くの楽しすぎてね

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2012/09/25 日常 Comment(0)

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